赤ちゃんの頭の形改善 経験談ブログ(生後3ヶ月〜4ヶ月)

赤ちゃんの頭の形改善ブログヘルメット治療
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向き癖対策グッズなどの自助努力で少し形が良くなりましたが、圧迫による変形なのか、病気が原因で形が良くないのかわからず、悩みました。結局調べてもわかることには限界があり、専門家の話を聞いた上で判断したいと思い、病院へ行くことにしました。

頭の形専門のクリニックを探す

まず、頭の形専門の病院を調べました。私の場合はbabymetや頭の形相談室などのサイトでどの都道府県に何軒ほど病院があるのかを見ました。ただ、日本では頭の形専門のクリニックができて、数十年ほどなので、まだまだ普及しておらず私が住んでいるエリアには気軽に通いに行ける病院はありませんでした。Dパパの場合は埼玉に住んでいたので都内に出て病院に通うか、数は少ないけれど埼玉の病院に通うかの2択でした。いずれの場合も1時間半以上かけて赤ちゃんを連れたまま、電車に乗って移動しなければならず、正直どちらも難しい状況でした。

一回だけなら、遠くてもいいかなと思うけど何度も通うことを考えると近い方が現実的にはいいんだよね!

通えそうな病院を見つける

いくつか病院やクリニックは見つかりましたが、現実的に距離が遠く通えないところが多かったので、1番近くて通いやすい病院に通いました。私が通うことになった和光市の病院は、頭の形専門のクリニックではなかったので、普通に大人の患者さんもいました。ここでは、ヘルメットを作る業者が毎月2回来るのでヘルメットを作成してサイズなどの調節を行うという形で対応していました。通う時間帯的に、ちょうど同じように子供を連れて診察に来ている方も多くいて、半々くらいの印象でした。

異常がないか検査をする

まず、頭の形の変形が病的なものなのか、外因性の変形(妊娠中や出生後の向き癖による変形)によるものなのかを判断するためにMRIを取りました。子供と一緒に機械の中に入って、嫌がる子を抑えながら狭い空間(小さいトンネルのような箱の中)にいるのはなかなか大変でした。おとなしい子なら大丈夫だったのかもしれませんがうちの子は大暴れで顔を蹴られながら抑えていました。ただそんな事よりも、我が子がこんな歳からMRIをとることになってしまって可哀想だという思いが強かったので早く終わってくれとその時は思っていました。

ヘルメット治療を開始するには頭の形を測る必要があり、数回通った上で、ヘルメットを頭の形に合わせる必要がありました。

診断結果を知る

名前が呼ばれて、妻と不安な気持ちのまま、診察室に入りました。入るとすぐに診察結果が伝えられ、頭が変形したのは、病的な影響ではないと言われました。その後に、「頭の形の歪みは重症で最重症の部類です」と言われ、ヘルメット治療を勧められました。出来るだけ早く治療することで改善する見込みがあるから、早めの治療開始を勧められました。最初に診断された結果はこちらです。

頭の形を測ったデータを紙で印刷したものを渡されました。その時はパッと見て、何がどういうことを表しているのかわかりませんでしたが、基準の線よりも偏っていることはわかりました。

ただ、何がどのくらい悪いのか、どうやったら改善するかなど事細かには教えてもらえませんでした。

1回目に受けた実際の診断結果

治療する場合、保険は効かず、少なくとも50万円はかかるので、即断はできませんでした。

今回の診断結果だけでは判断ができなかったので、別の専門の病院に行って、もう一度受診をすることにしました。

日本橋の頭の形専門のクリニックで診察

もう一つ、診察をしてもらうため、1時間半以上電車に揺られ、日本橋の頭の形専門のクリニックに行きました。車内では子供が泣いてしまうことが多く、やはり移動距離があると通うのは難しいと感じました。

日本橋のクリニックに着くと、さすがは都内の頭の形専門の設備といったところで、子どもが安心して待っていられるキッズスペースやファミレスの席のようなシートなど赤ちゃんでも過ごしやすい環境が整備されていました。

病院では同じように悩んでいる赤ちゃんが来ていましたが、自分の子よりも悪いか同じくらいのように感じませんでした。むしろいいように思えました。

名前が呼ばれると、和光の病院で撮ったようなMRIではなく、色々な角度から写真をとれる3Dスキャナーの専用の機械を案内されました。椅子のようなものに子供を固定をした状態で、三次元的に画像を撮影していました。

2回目の診断結果を受ける

診断結果は最重症と診断されました。1度目に診断された時はぎりぎり重症で止まっていたようでしたが、はっきりと最重症と記載されていました。病院でも全体のデータで、うちの子がどのくらい外れている(症例が少ないほど重症)か確認しましたが、10段階くらいレベルがあるうちの上から2番目に重症なレベルで特に左右のバランスが偏っているという見解でした。ただし、統計のサンプル数があまり多くないことと、まだ日本にできて何十年程度なのでそのデータをどこまで信じたらいいかわかりませんでした。

ヘルメット治療をしなかった場合、大人になった時に耳の位置が左右非対称になってメガネがかけづらくなったり、慢性的な肩凝りや歯並びに影響が出たりする等のリスクの説明を受けました。ただ、これは100%そうなるわけではなく、可能性があるということでした。何か脳に影響があるとか、後遺症が残るのであれば即座に治療を開始しようと思いましたが、膨大なお金をかけて治療をするか、少し決め手にかけるところがありました。

最重症と診断された数値

今回受診した日本橋のクリニックは、専門的な病院だったため、何がどのくらい悪かったのかをより詳しく、かつ内容もわかりやすく説明してもらうことができたので診察には好感が持てました。

治療するか否かの選択を迫られる

治療をするのであれば、出来るだけ早いうちから開始すると治る確率も高くなると言われ、ヘルメット治療を実際に行う際の手順の説明を受けました。もちろん強制はされませんでしたが、専門のクリニックなので出来るだけ多くの人にヘルメット治療をしてもらいたい思惑はあるんじゃないかなとは思っていました。

他の人も次に控えているから、具体的にいつまでに返事をすればいつごろヘルメットができるかというスケジュールを提示されました。ヘルメットを作る工程としては3D撮影をして、その後に型を成形。型を作る時期は個別ではなくまとめて決まった曜日に作るため、指定された日を過ぎると次の週の予約になります。

私の家族の場合、次の週までに結論を出さなければ、1か月程度後になると言われました。当時、すでに4か月だったので、5ヶ月になってからのスタートで間に合うのか、かなりプレッシャーに感じました。さらに、他の予約も入るので早く作りたいなら、申し込みを早めにしたほうがいいと助言を受けました。

ヘルメット治療をするか決断する

ヘルメット治療を日本橋で受けるのであれば、数日後に回答をする必要があったのでそれまでの期間で家族で話しあい、結論を出すことにしました。

迷っていたこと

子供にとっても早く治療を開始した方が治りが早いと言われているので、なおさら早くやってあげたいという気持ちが強かったです。ただ、1番の弊害だったのは金銭面でした。最短で治療を開始するのであれば、50万の大金を翌週までに用意する必要がありました。預金を切り崩せばなんとか用意できましたが、何かあった時や教育資金として取ってあるもので手続きも必要で、そこには手をつけられませんでした。消費者金融に借りるか、親戚に頭を下げて借りるかしか選択肢がありませんでした。

結果として、ヘルメット治療を始めることにしました。ただ、現実的に考えた時に日本橋ではなく、通える範囲にした方がいいと思ったため、和光市の病院へ通うことにしました。

ヘルメット治療をやることになったきっかけは親に相談したところ、お金の面で補助してもらえたからです。正直、援助の話がなかったら諦めていたかもしれません。貯金を切り崩してやるか迷っていた時に親に相談したら援助してくれると言ってもらえたので、返すつもりで借りました。

迷った点としては実際にやってみたら確実に頭の形が良くなる確証が持てなかったことです。治療を受ける前の時点でも、枕や自助努力である程度形が良くなっていました。

このまま向き癖対策グッズなどを続けてみて状態よくなるのか、ヘルメット治療をしなければ治らないのか、病院で聞いてきても確実なことはわかりませんでした。軽症であれば自助努力で改善することもあるので、すぐにでも治療をしようということはなかったと思います。

治療を始めた方がいいと思う家庭

正直、お金に余裕があるご家庭なら重症ではなかったとしても50万を出して子供のために治療をしてあげたほうがいいと思います。(ヘルメット治療は中等症以上で受けられるそうです。)形を綺麗にするという面もありますし、後遺症が全く出ないということは断言できないためです。

同様に重症の部類のお子さんはすぐにでも、ヘルメット治療を開始したほうがいいと思います。早くから開始した方が治り安くなるためです。ただ、金銭的に工面するのが難しいという方は、まずはむきぐせ対策グッズ等で自助努力をしてみてください。

向き癖を直すことは大変ではあるものの最重症の診断をされたうちの子でも対策グッズでむきぐせは改善することが出来たので気がついた時から対策されることをお勧めします。