本記事では、頭の形の診断で「最重症」となってしまった我が子がヘルメット治療を開始した経緯やその時に気が付いたことを時系列別に記載しています。今回は頭の形の異変に気がついた後の行動と、どんな悩みがあったかその時の状況を具体的にまとめました。今まさにヘルメット治療で悩んでいるママ、パパの判断や対策のお力になれれば幸いです。
頭の形がおかしいことに気がついたのはいつ?それから思い悩む日々
生後1ヶ月検診で保健師さんにチェックしてもらった時に頭の形が歪んでいることに気が付きました。最初に考えたことはこの頭の形は成長するにつれて治るのか、このままなのかです。この時点から頭の形について調べますが、ここからが毎日思い悩んで、大変な日々を送りました。

家族や親戚、友人に相談するが皆に大丈夫だと言われる
2、3ヶ月経って少し落ち着いてきた頃、友人の子と遊ぶ機会が増えましたが、どの子も頭の形は丸く、うちの子と同じ症状の子は周りにはいませんでした。家族や親戚にも相談しましたが、最初は少し頭の形が変わっていても、最初はこんなものだよ、大人になるにつれて治るから大丈夫じゃない?と言われて、本当にそうなのか半信半疑でいました。
頭の形を計測して、どれだけ変化があったかを確認
頭の形を計測できるアプリをダウンロードして、数字が変わったかをチェックしていました。ただ、こんなことしていても数日程度では大きな変化などあるわけがありません。なのに当時は、数ミリ形が良くなった(実際はなってない)、今日はあまり変化がないなどと言いながら、図るごとに誤差が生じるズレに一喜一憂して無駄な時間を費やしていました。
参考:赤ちゃんの頭の形測定
同じような症状の子がいないかどうかを調べる
とにかくこの時は、ほかの子で同じような症状の子がいないかネットで検索して、うちの子はどうかを比べていました。ブログで頭の形をアップしているサイト中には絶壁の子はいましたが、うちの子供は菱形のように変形していたので同じような症状の子はあまり見かけませんでした。そもそもブログが少なかったし、検索事例もなかったので必死で情報を集めていました。とくにこの時期は3時間おきに子どもが起きるので寝不足な状態で調べるのは精神的に良くなかったと思っています。なかなか同じ症状の子を見つけられないと不安になって、本当に大丈夫かな?と気持ちだけが焦っていました。逆に似たような症状の子を見つけられたら、この子も同じなら大丈夫と思ってその時は安心していました。でも、実際は月齢が異なっていたり、症状も全く同じではなかったりするので、また調べては一喜一憂するという悪循環に陥っていました。

わからないことって調べれば調べるほど、不安になるよね…
将来に影響があるのか、病気なのかわからず不安に
調べていると、外因性の変形(妊娠中や出生後の向き癖による変形)と病的な変形があることが分かりました。中には頭蓋縫合早期癒合症というものがあり、調べれば調べるほど、不安になりました。
そんな無駄な時間を費やし、わからないことを永遠に調べ続けストレスを溜めるということは絶対にすべきではなかった。こんなことをしている時間があれば、病院にまず行くべきだったと今となっては思います。

頭の形外来があることを知る
ブログなどを検索して情報収集していた他に、頭の形外来という専門の病院があることを知りました。海外では一般的だそうなのですが、日本では出来て15年程度でまだまだ数が少なく限られた場所でしか受診できないものでした。住んでいるところから専門の病院へ通うとなると片道1時間半ほどかけて行かなくてはならず、0歳の子を連れて移動するにはかなりハードルが高いなと思っていました。
また、病的な変形ではない場合は医療費が保険適用外のため、自費で行わななければならず、高額になってしまいます。
友人や親戚に相談すると、根拠がなく大人になるにつれて治るから大丈夫だよ、最初はこんなもんだよと言われました。特に親戚にはそう言われることが多かったです。昔は頭の形外来なんてものが日本にはなかったからその認識なのかもしれません。
結局、2~3ヶ月の月齢のうちは専門的な病院へは通うことなく、まずはできる自助努力をやってみることにしました。
むきぐせ対策グッズで、自力で頭の形を改善
むきぐせ対策グッズを購入して、色々試すことになったのですが、月齢が進んでしまった後では効果が効きにくいことを知ったので、できるだけ早く、効果の高そうなグッズを購入し、実施しました。詳しいことは以下にまとめていますので興味のある方はこちらをチェックしてみてください。
自助努力を行った結果ですが、傾きは良くなったと思います。ただ、それが100%、むきぐせ対策グッズのおかげかと問われると、子供自身の成長で形が変わっていったということも考えられるので確実に良くなるとは言えません。確かに言えることは後悔するくらいだったら治る可能性の高いことや対策できることを今すぐにでも実施するということです。
頭の形は時が経つほどに形が固まっていきます。月齢が若いうちの方が頭が柔らかいので、早めに努力することで効果があったのではないかと思います。この続きの体験談では実際にヘルメット治療を行なうことになった経緯と診断結果を受けてどういった結論を出したのかをまとめています。