カーシェアでチャイルドシートを使うならどの車がおすすめ?ソリオ・ヤリス・ライズ・シエンタの乗車レビュー

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「カーシェアで子どもと出かけたいけど、チャイルドシートを毎回設置するのは大変そう…」車を持っていない子育て家庭にとって、地味に大きな悩みですよね。この記事では、カーシェアでチャイルドシートを使うときに本当におすすめできる車種を、使い勝手・後席の広さ・料金まで含めて比較していきます。


そもそも車を買うのとカーシェア、結局どっちがお得なの?

「子どもがいるなら、車は持っておいたほうがいいのかな…」「子どもと出かけるなら、車がないと厳しくなってきた」そう思ってませんか?我が家はそうでした。でも、これからお金がかかるし、なるべくならコストは抑えて過ごしたい…ですよね。。そもそも、車を買ったコストとカーシェアにした時のコストはどちらがお得なのかなど具体的に数字をもとに説明していきます。

マイカーにかかる「見えにくいコスト」の正体

車の費用というと、まず「ローンの支払い」を思い浮かべる方が多いのですが、実はそれ以外にもお金がかかっているんです。

ソニー損保が2025年に発表した調査※1によると、車の維持費は1ヶ月あたり平均14,100円で、5年連続で増加しています。ただ、これは全国平均なので、都市部に住んでいるとさらに重くなる傾向があります。

そこで実際に、コンパクトカー(1.5L〜2.0Lクラス)を新車で購入して7年間乗った場合、どのくらいの費用になるのか整理してみました。

📊 マイカー(コンパクトカー)の年間コスト試算※2

費用項目月あたり年間出典
自動車税(種別割)約2,500円約3万円東京都主税局
自動車重量税約1,000円約1.2万円国土交通省 重量税税額表
任意保険料約2,800円約3.4万円損害保険料率算出機構「自動車保険の概況」
車検・整備費約1,300円約1.6万円oricon ME試算
ガソリン代約7,300円約8.8万円国土交通省「自動車燃費一覧」基準・175円/L換算
駐車場代(参考)約1〜2万円約12〜24万円都市部相場
車両購入費(参考・償却)約2.3〜3万円約28〜36万円新車200〜220万円を7年償却で試算
合計目安約4.8〜6.5万円約58〜78万円駐車場・償却費を含めた総額

こうして並べてみると、「月5万円以上が固定費としてずっとかかる」というのは、子育て家庭には結構な負担になります。一括で車を購入した場合でも、税金や保険、駐車場などを合わせると3~4万円程度は毎月のコストとして発生しそうです。

カーシェアにかかる費用はどのくらい?

では、都心に住んでいる子育て世代が「週末の買い物や近場のお出かけ、たまに病院」くらいの頻度でカーシェアを利用した場合はどうなるでしょうか。

ここではタイムズカーのベーシッククラス(ソリオなど)を、月4〜6回・1回4〜6時間程度利用するケースだった場合を想定して、計算してみます。

📊 カーシェア(タイムズカー・ベーシッククラス)の年間コスト試算※3

費用月の目安年間の目安備考
月会費約880円約8,800円月額880円×12ヶ月
利用料金約6,700〜11,700円約8〜14万円月4〜6回、1回4〜6時間(距離料金含む)
ガソリン代0円0円利用料金に含まれる
保険料0円0円利用料金に含まれる
駐車場代0円0円ステーションを使うので不要
車検・メンテ費0円0円事業者側が負担
合計約7,500円〜1.2万円/月約9〜15万円マイカーの約1/5〜1/7程度

カーシェアを利用すると明らかに年間コストはマイカーの1/5程度に抑えられる計算です。車通勤等で毎日車を使う予定はなく、休日に車を利用する程度であれば圧倒的にカーシェアの方がお得ということになります。


マイカーとカーシェアのコスト比較まとめ

費用マイカー(都市部・コンパクトカー)カーシェア(週1〜2回)
年間コスト目安約64〜93万円約9〜15万円
月あたりの負担約5.3〜7.8万円約7,500円〜1.2万円
保険別途必要利用料に含まれる
駐車場別途必要不要
車検・メンテ別途必要不要

改めて、先ほどまでのマイカーとカーシェアの表を比べてみると、利用頻度が「月に数回」程度であれば、カーシェアの方がかなり経済的だということがわかります。マイカーとカーシェアではカーシェアの方が月に約4万円以上削減できるということになります。月4万円あったら、色々なことに使えそうですよね。逆にマイカーが向いているケースとしては、毎日の通勤通学で利用したり、長距離を移動する場合はマイカーがよさそうです。


子どもがいるならカーシェアは難しい? 

カーシェアに踏み出せない理由として一番多いのが、「チャイルドシートをどうするか」という不安です。この答えはシンプルです。子ども専用のチャイルドシートを用意して、毎回持参すること。これだけで、コストを抑えながら、安全面・衛生面の不安もクリアできます。

「でも、持ち運びや設置が面倒じゃない?」と思った方、大丈夫です!軽量モデル(5kg~7kg程度)やISOFIX対応のシートを選ぶなどポイントを抑えていれば、慣れると2〜3分で設置が終わります。詳しい設置の仕方は以下に記載しています。

マイカーとカーシェアの年間コスト差は、最大で70万円以上にもなります。その差額の一部を、チャイルドシートに充てれば、子供の安全を確保した上で月に自由なお金も増えていく。頻繁に車に乗らず、休みの日に使う程度であれば費用的にはかなりお得になります。ちなみに浮いたお金で我が家は毎年旅行に出掛けています。

カーシェアでチャイルドシートを使うなら「ソリオ」が最強

カーシェアの方がコストを減らせてメリットがあるのは分かったけど、どの車を選んだらいいの?と思う方も多いと思います。結論から言うと、チャイルドシートを使う子育て家庭がカーシェアを選ぶなら、スズキのソリオが最有力候補です。理由は大きく5つあります。

理由ポイント
① 料金が最安クラスタイムズカーでは「ベーシッククラス(220円/15分)」※4
② スライドドアで持ち運び楽々隣の車にチャイルドシートをぶつける心配が少なく、乗車しやすい
③ ISOFIXの金具が見やすく設置しやすい初めてでも迷いにくく、分かりやすい
④ 後席が広く、前席を圧迫しないチャイルドシートを置いても窮屈にならない
リクライニングで背もたれを調整できる★結構、重要!座席にベビーシートをつけるので子供は窮屈になりがち。ソリオならリクライニングができて調節できるので安心。

「シエンタのほうが広いんじゃないの?」と思った方もいるかもしれません。その点は、このあと詳しく解説していきます。

大前提:カーシェアでもチャイルドシートは必須

まず知っておきたいのは、カーシェアであっても6歳未満の子どもにはチャイルドシートの使用が法律で義務付けられている、ということです(道路交通法第71条の3第3項)※4。ただ、着用義務以上に大事なのは、やはり子どもの安全そのものです。

カーシェアによっては「ジュニアシート」がトランクに用意されている場合もありますが、これは3歳未満の子どもには使えません。0〜3歳のお子さんがいるご家庭では、自分のベビーシートやチャイルドシートを持参するのが基本になります。

ソリオ・ヤリス・ライズ・シエンタを比較してみた結果

ここからは、実際に私がカーシェアでチャイルドシートを設置したことのある4車種を比較していきます。

📊 比較表①:車種別スペック・料金の比較※5

項目ソリオヤリスライズシエンタ
後席の広さ★★★★★★★☆☆☆★★★☆☆★★★★★
前席への影響少ないあり(助手席が狭くなる)ややあり少ない
スライドドア××
ISOFIX設置のしやすさ★★★★☆★★★☆☆★★★☆☆★★★★★
設置の目安時間2〜3分5〜8分3〜5分2〜3分
料金クラス(タイムズカー)ベーシックベーシックベーシックミドル
総合評価★★★★★★★☆☆☆★★★☆☆★★★★☆

ヤリス・ライズの注意点

ヤリスやライズは人気のコンパクトカーですが、チャイルドシートを使う家庭にとっては少し気をつけたいポイントがあります。

ヤリスの場合、後席の足元が狭めなため、チャイルドシートを置くと助手席をかなり前に出す必要があります。すると、助手席に座る大人の足元が窮屈になりやすいです。さらにドアの開口部も狭いので、チャイルドシートの設置時に体をひねるような姿勢になりがちです。座る子供側の視点からだと、ヘッドレストが長く、視界が塞がったような感覚で圧迫があります。

ライズはSUVなので座面が高く、腰への負担は少なめです。ただ横開きドアなので、隣に車が停まっていると乗せ降ろしがしづらいかもしれません。後席の足元も、ソリオに比べるとややコンパクトです。

なぜシエンタじゃなくてソリオなのか?

「でも、ソリオよりシエンタのほうが広くて使いやすそうだけど?」と思った方、その感覚は正しいです。

使い勝手という意味ではシエンタが優秀

正直なところ、子育て目線での室内空間という点では、シエンタはかなり優秀です。スライドドアで乗り降りしやすく、後席もゆったりしていて、3列シートで人数が多い時にも対応できます。

ただ、カーシェアで使うことを考えると、ひとつ気になる点があります。

カーシェアでは「料金クラス」の差が地味に響く

タイムズカーでは、シエンタは「ミドルクラス(330円/15分)」、ソリオは「ベーシッククラス(220円/15分)」に分類されています。

この差を、実際の利用シーンで計算してみましょう。

利用シーンソリオ(ベーシック)シエンタ(ミドル)差額
6時間利用(1回)約5,280円約7,920円約2,640円
月3回利用(年間)約190,080円約285,120円年間約9.5万円

※タイムズカーの料金プラン・クラス分類(ベーシック/ミドル/プレミアム)は改定が入ることがあります。料金は2025年5月時点のものです。最新情報は公式サイトでご確認ください。

年間約9.5万円の差があれば、かなりしっかりしたチャイルドシートを購入できてしまいます。「ソリオ+自分のチャイルドシート」という組み合わせは、安全面・快適さ・コストのバランスを取りやすい選択肢だと言えそうです。

ソリオなら、快適さを大きく損なわずにコストを抑えられる

ソリオはコンパクトカーながら後席の足元にゆとりがあり、スライドドアも備えています。子育て目線での使いやすさでも、シエンタに大きく劣る部分は少ないというのが実感です。「シエンタじゃないと困る」というシーンは、思っているより限られているかもしれません。

カーシェアで使うチャイルドシート、こんなタイプがおすすめ

カーシェアで使うチャイルドシートは、「毎回付け替える」という使い方に合ったものを選ぶのがポイントです。


① 安全性をしっかり重視したいならISOFIX・R129対応モデル

カーシェアで大事なのは、どの車でも問題なく設置できることです。ISOFIXかつR129対応のモデルなら、ソリオ・ヤリス・シエンタなど現行のカーシェア車両のほとんどに対応しているので、安心して使えます。我が家では、Aprica(アップリカ) のリライド ABを購入しました。これ、めっちゃオススメです!
持ち運びができて、安心安全性の信頼度が高く、リクライニングもできるので子供の年齢に合わせて設置できるのがとても便利でした。

ISOFIXとは?

📌 ちょこっと補足:最新の安全基準「R129(i-Size)」について

チャイルドシートの安全基準は、これまでの「R44/04」から、より新しい「R129(i-Size)」への切り替えが進んでいます。R129では前後方向の衝突試験に加えて側面衝突試験も追加されており、安全性の評価がより細かくなっています。また、15ヶ月未満は後ろ向き使用が前提となっており、赤ちゃんの首や頭への負担を減らす設計になっています。これから購入を検討するなら、R129対応モデルを選んでおくと安心です。

② 持ち運びを重視するなら3kg〜8kg程度の軽量モデル

自宅からカーステーションまで歩く距離がある場合、チャイルドシートの重さは結構気になるポイントです。とくにマンションやアパート住まいの場合、エレベーターや廊下で持ち運びをしなければならず、重いものを運びたくないという方は軽量モデルをお勧めします。一般的なチャイルドシートは8〜12kgほどありますが、軽量モデルなら3〜8kg程度のものもあります。ただし、軽量モデルのデメリットとして、安全性が十分に取れていないものも中にはあります。そのため、安全性を重視するのであれば多少重くても、ある程度重さは許容する方がいいかもしれません。我が家ではプッパプーポの折りたたみチャイルドシートと悩みましたが、結局、さきほどのAprica(アップリカ) のリライド ABにしました。

おすすめポイント
  • 片手で持ち運べる軽さ
  • バッグや自転車のカゴにも収納しやすい
  • 持ち込み・取り出しの負担が少ない

③ 帰省や旅行用のサブとして:折りたたみモデル

年に数回の帰省や、旅行先でのレンタカー利用も考えるなら、折りたたみ式のチャイルドシートも選択肢になります。使わない時はコンパクトに収納でき、トランクに入れたまま移動することもできます。

注意点として、タイムズカーなどに備え付けられている「ジュニアシート」は、体重15kg以上(おおよそ3〜4歳以上)が対象です。0〜3歳のお子さんには使えないので、必ず自分のチャイルドシートを用意してください。

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よくある質問

Q1. 毎回チャイルドシートを持ち運ぶのは大変じゃない?

最初は少し手間に感じるかもしれませんが、軽量モデルやISOFIX対応のシートを選べば、慣れてしまえば2〜3分程度で設置できるようになります。

それに、カーシェアの車は色々な人が使うものです。前の利用者の食べこぼしや汚れが気になる…という方にとっては、「自分の子ども専用の、清潔なシートを使える」という安心感も大きいのではないでしょうか。


Q2. ISOFIXとシートベルト固定、どちらがいい?

カーシェアで使うなら、ISOFIXのほうが扱いやすいと思います。

シートベルト固定は、車種によってベルトの長さやバックルの位置が微妙に違うことがあり、毎回「これで大丈夫かな」と確認する必要が出てきます。ISOFIXであれば、ソリオ・ヤリス・ライズ・シエンタなど主要な車種にはほぼ標準で金具がついているので、どの車でも同じ感覚で固定できます。


Q3. 新生児でもカーシェアは使える?

使うこと自体は可能ですが、準備が必要です。

カーシェアに用意されているジュニアシートは新生児には対応していないため、後ろ向き設置ができる新生児対応のチャイルドシートを必ず用意してください。

車種としては、ソリオやシエンタのようにスライドドアで後席の足元が広いタイプを選ぶと、首がまだ座っていない赤ちゃんの乗せ降ろしも比較的スムーズに行えます。


Q4. カーシェアって今後も使いやすくなっていくの?

今のところ、カーシェアの台数やステーション数は増加傾向にあります。2024年12月時点で、主要5社の車両台数は合計59,143台となっており、ステーション数も27,408ヶ所に達しています。都市部では、車を持たない子育て家庭にとっての選択肢として、今後さらに広がっていくことが期待されます。


まとめ:浮いた分を、安心への投資に

最後に、今回の内容を簡単に振り返ります。

コストの面では、都市部でマイカーを持つ場合の年間コストは約64〜93万円程度。一方、週1〜2回のカーシェア利用なら年間9〜15万円ほどで済みます。その差は、最大で年間70万円以上になることもあります。この差額の一部を、信頼できるチャイルドシートへの投資に回すという考え方は、悪くない選択だと思います。

車種の面では、それぞれこんな特徴がありました。

  • ヤリス:取り回しは良いが、チャイルドシートとの相性はやや厳しめ
  • ライズ:腰には優しいが、スライドドアがなく雨の日が大変
  • シエンタ:子育て目線での使いやすさは抜群だが、料金がやや高め
  • ソリオ:スライドドア・広い後席・お手頃な料金、バランスが良い

カーシェアを利用する子育て家庭にとって、毎月・毎年の節約効果は決して小さくありません。ソリオでコストを抑えつつ、その分を信頼できるチャイルドシートに充てる――これは、安全面でも家計面でも、現実的でバランスの取れた選択ではないでしょうか。

迷ったときは、ソリオを予約して、自分のチャイルドシートを持っていく。これが、カーシェアでのチャイルドシート問題への、ひとつのシンプルな答えになりそうです。

※1 ソニー損保の調査(2025年) ソニー損保「2025年 全国カーライフ実態調査」

※2:上記の表は小型自動車(1.5L超〜2L、車両重量1.3t)」を新車購入し、年間1万km走行した場合の維持費目安です。車両購入費(償却分)を除く項目はoricon ME「車の維持費」、国土交通省・損害保険料率算出機構等の公的データ等を基に算出した数値を参照しています。実際の負担額は、駐車場の有無や車両価格によって大きく変わるため、合計目安は参考としてご覧ください。

※3 2026年4月時点の料金から概算で費用を算出したものです。実際の料金や対象車種は、お住まいの地域やステーション、最新の改定状況によって異なる場合があります。ご利用の際は「タイムズカー公式サイト」で最新の料金をご確認ください。

※4 道路交通法第71条の3第3項 警察庁公式サイト「子供を守るチャイルドシート」

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